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 今わたしができることは、まったくもってないけれどせめて、  せめて会ってはなすことができれば。
 それがいまのわたしができる精一杯のこと。  いや、それすらできないのかもしれない   でも、それでもするしかない。と思ってる。


全ての力は抜け クマムシは宵の口踊る 
しゃらしゃら 葉っぱが重なる音 クマムシは合わせて踊る
目が覚めて クマムシの酔いはまだまだ
わたしの木は まだいるか 折れやしないだろうか
やあ むねはつぶれる さあ踊れ

 しゃらしゃら
 しゃらしゃら

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くらがりのなか、アオサは痛みにもだえてる。いや痛がっているふりだけしているのかも。
 どっちにしてもわたしにはアオサが苦しんでいるにしか見えない。
 わたしがそっとなでると、アオサはホッとして落ち着きを取り戻す。朝になった。
 ゆめをみたの

なっちゃんとふたりで 小さいころよくあそんだ原っぱで あそんでたの

そしたら だれかがはなししてて ふりむいたら もうよるで

なにもみえない だれ なにかしゃべってるんだけど よくきこえない

たぶんわたしに言ってるんだろな よく聞こえるように歩いていく

するとだれかがよぶので わたしは目を覚ます

 気がつくと僕は隣の部屋にいて、壁にかけられた懐かしい写真や蛇の剥製を眺めていた。機械工の兄が「こっちじゃない、*@&%w〜」僕に向かって言ってるのか?蛇がにょろにょろしっぽを動かし僕は電気を点けようと床でさっと拭くと、庭に立ちのぼる影が高校生の下着に手を付け始める。こんなときに限っていつもそうだ。右手にある部屋のなか、レタスの種が皮をむいている。「痛くないのだろうか」途中チョコレートで駅を買ってそれをチョコレートの包みの中で開け口に放り込む。僕にとってはのりとかふぐの漬け物とかはどうでもよくてモップにこびり付いた油粕をひとつひとつ手で取り除く作業に夢中で、口の中で兄が逃げ出す蛇を手で押さえつけている様子さえ気づかずにいる。「これはコントロールパネルじゃない、あっちだ」油粕は固く僕の爪はぼろぼろになっていく。兄の忠告はまだ耳に届かない。

お父さんはわたしたちをみて「いいかい、この部屋には絶対入っちゃだめだからね」という

コリスのおばあちゃんは「わたしゃはめがもうあんまりみえんもんですから」とわたしのこえをみながらてにもっているぬいものをする

ぼくは彼女のむねからお腹のあたりをゆびさきでかるくなでる

野菜の切り方について

短い詩のなかでひとはどれだけの想いを残せるだろうか

ベルベットのカーテンの中わたし自身もやのかかる黒に
 工場から出る泥で川が流れ、街全体は泥一色。その工場から出た泥で作られた街の特産物は毒々しい紫色をした芋だ。俺はその泥の色も芋の紫も大嫌いだ。毎日泥色の街の景色を眺め、三食ともあの毒々しい色のした料理が出されるのはもううんざりだった。見ただけで吐き気がしてくる。どうしてみんなそんなに平気で食えるんだ?フユキなんかこの前ドロドロの紫シチューを三杯もおかわりしてたぞ。あんなの食べるやつの気が知れねえ。
 工場は飽きもせずに廃液管から川に泥を吐き続けどろどろと滞った流れが街を泥色に染めていく。乾いても泥は塵になって空気を汚す。俺はそんな汚れた空気を吸うと思うだけで胸がムカムカしてくる。一生この中で生きていくのかと考えるだけで気が狂いそうだ。絶対ここを出てやる。
 そんなフラストレーションの中、救いなのが最近できたテイクアウト専門ファーストフード店“陳珍堂”名前はともかくあそこには俺の大嫌いな紫色と泥が全然ない。そして何よりも香ばしい匂いとてかてかと輝く色鮮やかな料理たちが俺のストレスを忘れさせてくれる。
 俺は学校が終わると一目散に陳珍堂に行っては小遣いに限りがあるまでありとあらゆる食い物を買いあさっては唯一泥を見ないですむ部屋の奥の押し入れに閉じこもってむさぼるように食いまくった。


 今日は何を食べようかな、鶏肉の南蛮揚げもいいないやたまにはあっさり八宝菜もいいな、そういえば来週豚の角煮が新発売されるらしいなああはよ出んかな。朝っぱらから陳珍堂の料理のことで頭がいっぱいで学校の授業なんてどうでもよかった。それにしても先生おせーな。授業長引くじゃねーか。クラスの奴らも先生が来ないもんだからぺちゃくちゃしゃべりだしてる。
 ガラガラ、先生があわてた様子で教室に入ってくるなり「お前ら静かにしろっ、えーっ一時間目は自習にするっ!」クラスのみんなはキャーとかガッツポーズとってるとまた先生が「しーずーかーにっ!」怒鳴る。うるせー。二組の先生も入ってきて先生とひそひそ話すると「それじゃ先生は行くから静かに自習しとくんだぞっ!」っていって教室をあとにする。当然クラスの奴らはわいわい騒ぎだすうるせー。
 学校が終わるといつものように陳珍堂に駆けていく。おれは鶏肉の南蛮揚げと八宝菜を買い込んでホクホク顔でうちを目指す。途中うちのクラスの女子グループがとろとろ帰ってなんか話してる。
「ねえヤスダさん病気しとるらしいよ。それもへんな」
「えっ、そうなん?最近来とらんけどそうなん?」
「えっ病気って、なん?」
「さっき先生の話耳にしたんだけどさー。なんかへんな病気らしいわよ。全身がパテ芋の色になって泥色の水玉模様が体中にできちゃってさー。大笑いするらしいよー」
「なにそれウケるんだけど、てかありえなくない?」
「いや笑えんでしょ、わたしそんな病気なりとないわ」
 くだらねー
とっととうち帰って八宝菜食お


 俺は高校卒業して東京の大学に進学した。これであの紫と泥のついた街とはおさらばという訳だ。ところがだ、大学にも一人暮らしにも慣れてきてひと月が経ったころ、テレビのニュースとかで最近都市の泥化が進んでいるという報道をよく聞く。原因は例の工場の景気がよく成長を今も続け、未だに泥は吐き続けていることらしい。それに伴いあの毒々しい芋が各地で特産物として栽培されているそうだ。
 なんなんだあの紫と泥は、どこまでも俺をつけてくるのか。そう思うとあの頃のイライラを思い出し、あの時以上に激しい怒りがこみ上げてきた。
 ニュースで報道していたわりには都市の泥化は急速ではなくまだ東京にまで来ていなかった。相変わらずニュースでは泥化についての報道が頻繁にされていたが、大学を卒業するまで特に大きな変化はなかった。しかし泥は確実に俺のところに近づいてきていた。
 会社に就職してそれなりに忙しい日々を送っていると、俺はあの紫と泥のことに気にかけなくなった。ニュースの報道も耳にタコができるほど聞いてきたから気にもしなかったし街は全くと言っていいほど汚れていなかった。しかし東京にも気づかれないようにじわじわと泥化は進んでいた。それは例えば、いくら太陽を見ていてもそれが動いている様子を見ることはできない。しかし実際では肉眼では確認できないほど、それはゆっくり動いている。この泥化はそんなものだった。その肉眼では確認できない泥化に気づいたときには街は、もう












 東京はもう泥一色になっていた。
 俺は次第に会社を休むようになり部屋に引きこもっていった。どこに行っても泥色なのだ。俺のストレスは頂点に達していった。俺は食料を買溜めて極力外に出ないようにした。もちろんカーテンを閉め切って泥との接触を一切避けた。しかしこんな生活いつまでも続く筈がない。貯金もそんなにある訳じゃない。どうしたらあの忌々しい泥を追いやることができるのだろう。どうしたらあの泥を見ないで暮らしていけるんだ?日々そのことしか考えられなかった。
 しかし、いくら考えても答えは見つからない。一つ除いて。


思い立ったある日の晩、俺はうとうとと浅い眠りから醒めると顔を洗うために洗面所に立った。そして鏡で自分の顔を見たとき、俺は全身の血の気が引いた。真紫なのだ、全身、あの毒々しい紫色の芋と同じ色をしている。俺はもう立つ力を失ってその場にへたり込んで壁にもたれかける。ろくに息ができない。両手をかざしてみると、両手も見事に紫色をしている。あああ、ふいに学校の帰り道クラスの女子が話してたことを思い出す。

「ヤスダさん病気らしいよ」
「そうなん?最近来とらんけどそうなん?」
「えっ病気なん?」
「さっき先生の話耳にしたんだけどさー。なんかへんな病気らしいわよ。全身がパテ芋の色になって泥色の水玉模様が体中にできちゃってさー。大笑いするらしいよー」

全身がパテ芋の色になって泥色の水玉模様が体中にできちゃってさー

全身が紫色と泥の水玉模様になったヤスダを想像した。
 どうして俺なんだ 手のひらにプクプクッと泥色の水玉模様がひとつふたつできていく。そして体中に広がっていく。ああっ、おれはびびってうでを見回した。次々水玉模様が浮き上がる。うわっ うわっ うあああああ 俺は水玉模様を取り除こうとしてうでを掻きむしる。服も脱いで体も掻きむしる。そんなことをしても無駄なのは頭では分かってたと思う。けどとにかくここから逃げ出したかった。ずいぶん乱暴に動き回ったせいで、俺は部屋のあちらこちらにぶつかる。棚からものが落ちたりなにかが壊れた気がする。そして足がもつれて盛大にこけた。
 はぁ はぁ 浅くなっていく呼吸の中、俺は手のひらの泥の色をした水玉模様を眺めた。死ぬまで俺はこの、この紫と泥からは逃げられないのか。
もう全身に力は入らないのに口から声が漏れる。それから肺が痙攣し始める。



 は、は ははは はは  は あははははははははははっは はっはははははははははははははははあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっははははははははははあっ
 いまは昔、竹取りのスイという娘山奥にひそむ。スイは狼に育てられ今年で二十歳になった。スイは里に下り自動販売機を求めて街をうろつく。二十歳になったスイはすぱすぱ吸い街のみんなは煙たがってスイに冷たい視線を浴びせる。そんな中ひとりの少年が蘭を一株スイにあげるとスイはそれを食べたがまだお腹がふくれなかったので少年を食べてしまった。子供の肉はぷりぷりしていてとても柔らかくておいしい。
本田曹長の言葉にこんなのがあった
『運命というのは先に見るものではありません。後になって、振り返ってみるものです』

お父さんはよく、晩ご飯の後の食器を洗うとき「お母さんのためにしてあげるかな」って言うんだけど、ほんとうは自分が食器を洗いたいんだけど素直になれなくてそんなこと言ってしまうんだろうな。

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ひ口 なつ子
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1997/02/22
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趣味:
絵を描くこと 読書
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